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No.075  放射性物質と放射線対策

「放射性物質」と聞くと漠然と怖いイメージがありますが、相手がどんなもので何が危険なのかを知ることで冷静に対処することが可能です。
今回は、放射性物質と放射線対策についてご紹介します。


放射性物質と放射線と放射能

【放射性物質】
放射線を出す能力(放射能)を持つ物質の総称で、具体的には「ヨウ素131」、「セシウム134」、「ストロンチウム90」などの放射性元素のことです。

【放射線】
波長が短い電磁波や、高速で動く粒子のことで、α線、β線、γ線などの種類があります。
放射線の人体への危険度を示す単位はシーベルト(Sv)と呼ばれ、例えば4Svを全身にあびると半数の人間が死亡すると言われます。
また、物が受ける放射線量はグレイ(Gly)が用いられ、1Glyは物質1㎏あたり1ジュール(J)のエネルギーを吸収したことを意味します。

【放射能】
放射線を出す能力のことで、あるものが持つ放射能の強さにはベクレル(Bq)という単位が用いられ、1Bqとは1秒間に1本の放射線が出るような強さを指します。

放射線によるダメージ

放射線は自然界に存在している日常的なものであり、存在していることが悪いということではありません。

普段、私たちが食べている野菜や果物には天然の放射性カリウムが含まれており、毎日のように摂取しています。
問題となるのは放射線が「有るか無いか」ではなく、「量や強さ、あびる範囲」です。
もし500mSvの放射線を一度に勢いよく全身にあびると白血球が減少しますが、1mSvの放射線を500日かけてあびる場合には白血球は減少しません。
身近なものでは、食塩(塩化ナトリウム)を一度に200g摂取すると50%の確率で死亡しますが、1日10gを20日かけて200g摂取しても死亡することはありません。

放射線は遺伝子を傷つけてしまうため、一定量以上の放射線被ばくは、細胞死やがん化のリスクが高くなり ます。
しかし、遺伝子を傷つける要因は放射線以外にも様々あり、その要因の影響を放射線被ばくの単位に合わせると以下の通りです。

・野菜嫌いの人、受動喫煙(非喫煙女性) …100~200mSv
・喫煙、毎日3合以上の飲酒   …1,000~2,000mSv
・肥満、運動不足、塩分の摂りすぎ   …200~500mSv
 
※日本各地の40~69歳の地域住民を10~15年追跡調査したデータ(多目的コホート研究)より

放射線対策

福島第一原発の事故以来、日本で問題となっている放射性物質は、放射性ヨウ素、放射性セシウム、放射性ストロンチウムの3種類です。

放射性ヨウ素は半減期が8日と短く3ヶ月程度で問題にならないほど線量が低くなるため現時点では問題視されていません。
しかし、放射性セシウムの半減期は約30年で、生物学的半減期は成人で70~100日、放射性ストロンチウム(ストロンチウム90)の半減期は約29年で、生物学的半減期は約50年とされています。

個人でできる放射線対策の例を以下ご紹介します。

できるだけ取り入れない

「放射線のリスクが気になるから野菜を食べない」といって野菜を食べないほうが体に与える影響が大きいため、必要以上に敏感になる必要はありません。
ただ、できるだけ汚染された食べ物や飲み物は口にしない方が良いでしょう。

体外へ排泄

体内に取り入れた放射性物質は体外へ排泄することが可能です。
一般的に便や尿、汗などを通して排泄されますが、特に便からの排泄が重要です。

日本人は食物繊維の摂取量が少なくなってきているため、毎日意識して食物繊維(野菜、豆類、海藻、きのこなど)を摂取しましょう。
また、乳酸菌やビフィズス菌、オリゴ糖などの摂取もお勧めです。

十分な微量栄養素の摂取

セシウムとストロンチウムはそれぞれ体内で、カリウム、カルシウムと同じような振る舞いをします。
カリウムやカルシウムは不足なく補いましょう。
カリウムは生の野菜や果物、カルシウムは小松菜や小魚、乳製品に多く含まれています。

また、放射線による体へのダメージ軽減には抗酸化物質が役立ちます。
ビタミンCやビタミンE、CoQ10、リポ酸、ポリフェノールなどの抗酸化物質の他、抗酸化酵素の構成成分となるセレンや亜鉛、銅なども大切です。
 

昨今の報道から放射線を気にされる方も多いと思います。
しかし、敏感になりすぎることでストレスが溜まり、逆に体へダメージを与えないよう、お気を付けください。


【参考】
厚生労働省のホームページ、文部科学省のホームページ、農林水産省のホームページ、独立行政法人 放射線医学総合研究所のホームページ、独立行政法人 国立がん研究センターがん予防・検診研究センターのホームページ

情報提供元:株式会社ヘルシーパス

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