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癌の栄養療法


がん細胞は糖質が大好物!

がんの成長には食習慣と密接な関係があると言われています。そのため当院ではがんを作りにくい体作り、育てにくい体作り、また再発予防のための体作りとして栄養療法を取り入れております。がん細胞の特徴的な代謝として、成長に必要なエネルギー源を糖質しか利用できないことが分かっています。特に急激な血糖上昇はがんの増殖を促しますので、糖質制限食によって血糖の立ち上がりを緩やかにすることが大切です。患者様の食習慣に応じて緩やかな、もしくは厳格な糖質制限について指導させていただいております。その他、がん細胞は飽和脂肪酸(肉など)やω6系不飽和脂肪酸(サラダ油など)、トランス脂肪酸(マーガリンなど)を好みます。できるだけ植物性の食事や魚を中心に、さらに免疫力を高める食材を摂取するなど、食事改善の方法をお伝えしていきます。

塩分の摂りすぎは腎臓にダメージ大!がん細胞も塩分が大好物!

腎臓は主に老廃物の排泄や水分・塩分の調整、様々なホルモン(血圧、骨、血液に関与)を分泌する臓器として働いています。様々な要因により腎臓の機能が低下すると、貧血や倦怠感、むくみ、息切れ、食欲低下、吐き気などの症状が現れてきます。しかし、これらの症状が現れてきた時にはかなり病状が進んでいることが多く、初期の段階では中々気付きにくいと言われています。かつ、一度悪くなった腎臓の機能は元通りに回復することは難しい現状で、透析に至るケースもあります。そのためには初期の段階から早めに適切な治療を開始することが必要です。食事療法にて最も大切なことは塩分制限によって腎臓の負担を軽減させ、腎臓をいたわってあげることです。また必要に応じてタンパク質制限も行います。
さらにがん細胞も塩分が大好物です。塩分を控えることはがん予防にもつながります。