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ホーム > アンチエイジングトピックス > No.092 オメガ3系・6系脂肪酸とEPA/AA比

No.092 オメガ3系・6系脂肪酸とEPA/AA比


必須脂肪酸であるオメガ3系、6系の多価不飽和脂肪酸は、摂取バランスが大事だと言われています。
今回は、オメガ3系、6系脂肪酸と、そのバランス、特に体内のEPAとアラキドン酸(AA)の比についてご紹介いたします。

オメガ3系、オメガ6系脂肪酸とは?

多価不飽和脂肪酸は、メチル基側(-CH3)から3番目に最初の二重結合が見られるオメガ(n-)3系と6番目に見られるオメガ(n-)6系に大別されます。
これらの脂肪酸はヒト体内で生合成できず、またヒトの生理活性物質の基となるため、食事として摂取するべき脂肪酸として「必須脂肪酸」とも呼ばれています。
これら2種の体内での脂肪酸バランスが崩れることが様々な疾病を助長させる原因のひとつとも言われています。

何に多く含まれているのか?

オメガ3系多価不飽和脂肪酸は植物性プランクトンや海藻が生合成するため、それらを餌にする魚に多く含まれます。
さらに食物連鎖の上位にいる魚にも多く蓄積されていると言われています。
一方、オメガ6系は植物油や牛、豚などの脂肪に多く含まれています。
脂肪酸の種類 脂肪酸名 多く含む食品
オメガ3系
多価不飽和
脂肪酸
アルファリノレン酸
亜麻仁油、シソ、エゴマ油
EPA サバ、イワシ、サンマ、ハマチ、ブリ
DHA カツオ、マグロ、サワラ、 ウナギ、ブリ、サンマ
オメガ6系
多価不飽和
脂肪酸
リノール酸 コーン油、キャノーラ、ナッツ類、ラード、牛脂
ガンマリノレン酸 母乳、カシス種子油、月見草油
アラキドン酸 レバー、卵白、アワビ、サザエ

EPA/AA比が現状では最適な指標

必須脂肪酸の摂取バランスを確認するための指標としてEPA/AA比が注目されています。
血中EPA量の測定も可能ですが、食事摂取量や個人差などが顕著に現れてしまいます。
EPA/AA比はインスリン抵抗性と逆相関、インスリン感受性と正相関を示すなど、生活習慣病のリスク判定も可能な現状では最適な指標と言えそうです。

また福島医大の研究では、心疾患患者のうちEPA/AA比が0.32以下(LOW EPA/AA)の群は心疾患による死亡率がより高いとの報告もされています。

日本人のEPA/AA比は?

現在の日本での基準値は0.05~0.61と幅広く設定されていますが、健康を維持するためには0.6以上が必要とも言われています。
2000年の研究では欧米人のEPA/AA比の平均値は0.1であったのに対し、日本人の冠動脈疾患二次予防対象者でも0.6であったとの報告があります。
しかしながら、2004年の日本都市部における調査によると、35歳以下では0.26と欧米並みに低い値であるとの結果が報告されています。

個人の食生活を見直し、必須脂肪酸のバランスがどちらかに偏りすぎないことが重要です。
また水銀などの重金属摂取を避けて魚類の摂取を控えている方にとっては、水銀が含まれていないサプリメントの活用も便利です。

サプリメント摂取と脂肪酸バランス

実際に、ヒトを対象にオメガ3系・6系脂肪酸(EPA、DHA、ガンマリノレン酸含有)が含まれたサプリメントを摂取してもらったところ、摂取前後において有意にEPA/AA比が高くなったことが確認されました。

「オメガ3+ガンマリノレン酸」群9名、「オメガ3+ガンマリノレン酸」+スタチン群8名による各4か月摂取試験結果
(株式会社ヘルシーパス資料)

【参考】
分光堂「そうだったんだ!脂肪酸」
J.Atheroscher Thromb 2010;17:285-294
㈱エス・アール・エル サイト
J.Cardiac Failure Vol22.No.12,2016



情報提供元:株式会社ヘルシーパス

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