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ホーム > 健康コラム > 肝機能障害と慢性肝炎

肝機能障害と慢性肝炎


肝機能障害と慢性肝炎についてのお話です。

検診で肝機能障害を指摘される方が増えています。肝障害が発見された場合は、まず血液中の肝炎ウィルスのマーカー(抗原や抗体)を測定することによってB型やC型などのウィルス肝炎の有無を調べなければなりません。B型・C型の肝炎でない場合は、非B・非C型慢性肝炎、脂肪肝、また自己免疫性肝炎などの鑑別が必要となります。

さて、慢性肝炎について一言。よく患者さんが気にされるGOT・GPTというのは肝細胞に含まれる酵素で、肝臓に炎症が起きた場合、肝細胞が破壊され血中に流れ出したものを測定しています。したがって、GOT・GPTの値が高いほど、肝細胞が多く壊れていることを意味しています。そして長期間肝細胞の破壊が続くと、肝臓は肝硬変化していきます。しかし、肝細胞には再生能力があるため、軽度の肝障害(GOT・GPTが100以下の場合)では肝細胞の破壊と再生のバランスが保たれ、肝炎があっても肝硬変化しません。インターフェロンによってウィルスを根治することも重要な治療法ですが、以前から行われてきたように、強力ミノファーゲンCの静注療法や薬物療法によって、GOT/GPTの値を下げることも大変有意義です。