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ホーム > アンチエイジングトピックス > No.093 痛風の原因と対策

No.093 痛風の原因と対策


痛風発作は1年を通して起こるものであり、特に起きやすい季節は夏だと言われています。
しかし、気温の低い冬は血流の悪化によって体温が下がりやすいために痛風発作を起こしてしまう方もいます。
今回は痛風の原因と対策についてまとめます。

痛風とは?

痛風患者の多くは30~50歳代の太り気味の男性です。
体内に尿酸という物質が多くなり、高尿酸血症(7.0mg/dl以上)が持続することで関節の中で尿酸が結晶化して起こると考えられています。
痛風は関節炎を主な症状とする疾患で、関節炎は突然起こるため「痛風発作」と呼ばれることもあります。

最近では遺伝子との関連も調べられており、アルコールに強い遺伝子を持つ人は弱い人と比較して約2倍も痛風になりやすい事が指摘されています(Sci Rep. 2016 May 16; 6:25360.)。

飲酒と尿酸

「ビールはプリン体が多く含まれるから、プリン体をあまり含まない焼酎やウイスキーを飲むようにしている」、「酒の肴にプリン体の多い干物、白子、ウニなどは食べない」という方が多くいらっしゃいます。
プリン体とは遺伝子の核酸を構成している物質のことですが、プリン体は代謝されると尿酸になるため、大量に摂取すると血中の尿酸値を上げることがあります。

しかし、プリン体の含有量に関わらずアルコールは体内での尿酸量を増加させることが分かっています。
それは、アルコールを摂取すると、「尿酸産生の増加」、「利尿作用による尿酸の濃縮」、「尿酸排泄の阻害」が起こるためであり、飲酒そのものに尿酸値上昇のリスクがあります。

なお、食物由来のプリン体から産生される(外因性)尿酸は総尿酸生産量の1/3程度、残りの約2/3は体内で代謝産物として産生される(内因性)と言われ、プリン体の摂取量よりも体内の尿酸過剰蓄積を防ぐことの方が重要であると考えられています。

肥満症や2型糖尿病の場合、インスリン抵抗性が生じていることが多く、高インスリン血症によって腎臓における尿酸排泄量が減少します。また、内臓脂肪蓄積や果糖の過剰摂取によりプリン体合成が増加し、尿酸産生が過剰になります。
高血圧治療薬(フロセミド、サイアザイド系利尿降圧薬)、高脂血症治療薬(ニコチン酸製剤)などの医薬品は血中の尿酸値を上昇させることが分かっており、こういった医薬品の服用には注意が必要です。

肥満症や2型糖尿病の原因は過栄養、運動不足※、ストレスなどです。尿酸値を増加させないためには生活習慣の改善が必要不可欠であると考えられます。

※有酸素運動は尿酸値を下げる働きが期待できるが、激しい無酸素運動は尿酸値を上げるため逆効果となってしまう。

尿酸の働き

尿酸は痛風や尿路結石の原因となるため、良いイメージを持つ方は少ないですが、実はビタミンCよりも抗酸化作用の強い抗酸化物質です。

さらに、その抗酸化作用によって神経保護に関与している可能性があり、パーキンソン病(Neurology. 2016 Feb 9;86(6):520-6.)、アルツハイマー病(Ann Rheum Dis. 2016 Mar;75(3):547-51.)などでは、一般的に尿酸値が低いことが知られています。

痛風に良い栄養素

痛風に良いと言われている栄養素にはビタミンC葉酸クロムモリブデンなどが挙げられます。   
例えばビタミンCの場合、1日あたり200~2,000 mg (中央値500 mg/日)摂取することで血中の尿酸値が減少したという報告があります(Arthritis Care Res (Hoboken). 2011 Sep;63(9):1295-306.)。
【参考】
厚生労働省 e-ヘルスネットサイト
膠原病リウマチ痛風センターサイト
イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書29版
日本生活習慣病予防協会サイト
厚生労働省サイト
国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報 サイト
日本内科学会雑誌 第101巻 第4号・平成24年4月10日、熊本大学薬学部/大学院薬学教育部サイト
GABY NUTRITIONAL MEDICINE


情報提供元:株式会社ヘルシーパス

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