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胃カメラ検査


胃カメラ検査とは、口・鼻から内視鏡を挿入し、直接食道・胃・十二指腸の一部を観察する検査です。

検査にかかる時間

5~7分
(注)場合によっては観察に時間がかかる場合があります。組織を採取すると少し時間が延長します。

検査方法(3種類の麻酔方法)

まず患者様のご希望をうかがいます。問診を確認し、その日の体調・状況を考慮した上で下記3方法のうちどれかを選択していただいています。初めての方、「どの麻酔でするか迷ってしまう」というような方はどうぞ遠慮なくご相談ください。

A. 経鼻方式胃カメラ:経鼻麻酔

経鼻胃カメラ

両方の鼻に血管収縮剤を噴霧してから麻酔のゼリーを流し、鼻からのどにかけて麻酔をします。
極細経スコープ(5.9㎜)は吐き気の原因ともなる舌根部を圧迫しないので「ゲェッ」とならずに検査をすることができます。歯ブラシなどでも「ゲェッ」となる方はこの方法をお勧めします。口元は開放されているので会話することも可能です。

B. 経口方式胃カメラ:のど麻酔

経口胃カメラ

うがいをするような要領でのどに麻酔のゼリーを3分間溜めていただきます。カメラ挿入直前に麻酔のスプレーを噴霧します。上記の麻酔によって嘔吐反射(オエッとなる)を最小限にします。マウスピース「エンドリーダー」の使用により胃カメラの先端が舌根部を刺激するのを防ぎます。極細経スコープ(5.9㎜)なので咽頭部にかかる負担を軽減できます。

C. セデーション:のど麻酔と鎮静剤の併用

のど麻酔をした後、検査室にて睡眠導入剤を静脈注射し少し眠った状態で検査をします。ただし、この麻酔方法の場合は自動車・バイクなどの運転を一日禁止させていただいていますので自動車・バイクなどで来院された方には他の麻酔方法を選択していただきます。また、検査後覚醒するまでに1~2時間かかりますので、お急ぎの方、午後にご予定がある方にも他の麻酔方法を選択していただく場合がございます。

検査の様子を動画で見る

検査でわかる病気

直接胃や食道の粘膜を観察することができるので、色調や微妙な凹凸の変化がわかり、潰瘍・炎症・ポリープ・腫瘍などの診断が可能です。

胃潰瘍

胃ポリープ

検査にかかる費用

3割負担の場合
胃カメラ検査のみ 5,000円前後
組織検査あり 10,000円前後
ピロリ菌検査あり 6,000円前後
上記の金額はあくまでも目安となるものです。処置内容により金額は異なります。

検査前に注意していただくこと

食事 前日の21:00以降は絶食です。
飲水 お水・白湯なら当日でも飲んで構いません。
服装 お腹を締め付けないような楽な服装でいらしてください。
ガードル・ボディースーツ・コルセットは取り外してください。
薬剤情報 他院で処方されている薬がある方はご持参下さい。
抗血小板剤(血液を固まりにくくする薬)を服用されている方は必ず申し出てください。
その他 アレルギー体質、喘息のある方、薬アレルギーのある方は必ず申し出てください。
【検査の偶発症と同意書について】
近年、内視鏡検査により正確な診断・治療ができるようになりましたが、内視鏡の挿入により、まれに粘膜や胃・食道壁の損傷や裂傷を生じることがあります。また、前処置の咽頭麻酔や鎮静剤などの薬剤によりアレルギーが起きたり、極めてまれに虚血性心疾患など、検査前にあった疾患の悪化や発作が発現することもあります。日本内視鏡学会による最近の統計では、胃内視鏡による偶発症の発生率は0,012%、内視鏡前処置による偶発症の発生率は0,0059%と報告されています。万が一、偶発症が起こった際には、直ちに適切な処置を行うことを保障いたします。なお、帰宅後も緊急時においては、連絡がとれるようになっております。
検査の長所・短所をご理解の上、同意書にご署名をお願いしております。

検査後に注意すること

・鎮静剤を使用した方
眼が覚めた後も足元がふらついたり、頭がボーっとした感じがあります。自動車・バイクの運転は絶対にしないでください。
・組織を採った方
胃はもともと出血しやすい臓器です。組織を採ったことにより、より出血しやすい状態になっていますので、出血の引き金になるようなことは避けてください。
・眠る薬を使ったら運転しない
・組織を採ったらお酒は飲まない
・組織を採ったらタバコは吸わない
・組織を採ったら辛いものは食べない

検査予約について

検査の予約方法や予約状況の確認、予約をご希望される方はこちら

症状のある方へ

検査は原則として予約制ですが、症状がある方は医師の診察後、予約せず当日に検査をさせていただく場合があります。症状がある方は朝食を摂らずに朝9:00頃来院してください。
ただしその場合、検査は予約の患者さまが優先となりますので、しばらくお待ちいただくことがあります。

レーザー内視鏡の導入

当院ではレーザー光源搭載の内視鏡システムを導入し、内視鏡での狭帯域光観察(血管や微細な表面構造を見やすくする事)で診断精度を向上させ、病気の早期発見に努めています。
詳しくはこちらをクリック

内視鏡診断支援機能「CADEYE™」導入

令和3年3月より内視鏡診断支援機能
「CADEYE™ (キャドアイ)」を導入しました。AI技術を用いて大腸内視鏡検査時におけるポリープなどの病変の検出、および腫瘍性もしくは非腫瘍性の鑑別を支援する内視鏡診断支援機能です。詳しくはこちらをクリック