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No.049 スーパー抗酸化物質:リポ酸(基礎編)

リポ酸は10年ほど前から、その強力な抗酸化作用が注目されていました。
最近では放射線障害にも対応する抗酸化物質として、改めて脚光を浴びている栄養素です。


リポ酸とは…

リポ酸(lipoic acid)はチオクト酸(Thioctic acid)とも呼ばれ、1940年代に微生物の発育因子およびピルビン酸の酸化因子として発見されました。
リポ酸は生体機能に不可欠な成分ですが、体内で合成することができるためビタミンではなくビタミン様物質とされています。

リポ酸の働き

リポ酸には、次の4つの働きが期待されています。
 
【ATPの生成に関与】
リポ酸はエネルギー生産(解糖系)において、糖質、脂質、タンパク質のそれぞれから作られたピルビン酸から、TCA回路で利用されるアセチルCoAの生成を促進する作用があります。

また、TCA回路内での補酵素としての働きもあり、ATPの生成には必要不可欠の栄養素です。
 

【抗酸化物質】
リポ酸は脂溶性と水溶性両方の性質を持ち、細胞膜を容易に通過することができるため、様々な場所で働くことができ、その抗酸化能力はビタミンCや Eを大きく上回ると言われています。
また、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンなどがフリーラジカルと反応して抗酸化能を失った際、その抗酸化物質を還元・再生させるという働きを持ち、私たちの体内における「抗酸化ネットワーク」を築く中心的存在となっています。

さらに、最近では、X線照射による酸化物質の生成を抑制し、臓器を放射線障害から保護する作用も注目されています。
 

【糖代謝促進】
リポ酸は細胞内に多量に存在するグルコーストランスポーター(GLUT-4)の細胞膜への動員を刺激し、筋や筋細胞におけるインスリンによる糖の取り込みを大幅に増加させると考えられています。

 
【重金属排泄】
リポ酸は硫黄を含む化合物で、その構造中にS-S結合を含んでおり、これが有害重金属(水銀、ヒ素等)とキレートするので、有害重金属の無毒化、中毒減少作用が期待できます。
また、リポ酸には解毒に重要な働きをする抗酸化物質「グルタチオン」を増やす働きもあります。

医薬品としてのリポ酸

リポ酸は医薬品としても利用されており、肝機能障害改善、脳代謝に関与する作用があり、用量としては「チオクト酸アミドとして通常成人1日10~60mgを1~3回に分割経口服用する」とされています。
リポ酸は2004年3月の「医薬品の範囲に関する基準の一部改正」により、食品(サプリメント)にも利用できるようになりました。

サプリメント原料としてのリポ酸

リポ酸の様々な働きを期待して、サプリメント原料としても注目されています。
しかし、リポ酸は非常に不安定な物質で、空気、熱、光など存在下ではポリマーを形成してしまい、体への吸収率が悪くなってしまいます。  

また、融点が低いため加工や貯蔵の工程で変性しやすいという特徴もあります。そのため、サプリメントの原料としてはリポ酸を安定化させる工夫、体内への吸収率を向上させる工夫をしたものが登場しています。

摂取量、タイミングについて

リポ酸はレバーやホウレンソウ、ニンジン等に含まれていますが、食品に含まれる量は僅かなため、まとまった量のリポ酸を摂取するにはサプリメントが便利です。
市販のサプリメントでは、1日分の設計が50~100㎎のものが多く見られます。  

経口摂取したリポ酸は、20~60分後に血漿中濃度がピークに達することが知られています。
そのため、リポ酸の摂取は1日分の摂取量を数回に分けて摂ることが推奨されています。

また、リポ酸と食品の同時摂取はリポ酸の吸収を低下させるため、食事の約30分前や空腹時に摂ると効率的と言われています。

摂取上の注意点

リポ酸の摂取が原因と推定される有害事象として、インスリン自己免疫症候群(IAS)があります。
IASはインスリンの注射歴がないにもかかわらずインスリンに対する自己抗体が出現し、その抗体に結合したインスリンが簡単に外れてしまうことによって、大量のインスリンが働きだし、低血糖発作を起こす症候群です。
IASはSH基を持った薬物によって発症することが知られており、リポ酸による症例(摂取量は不明)も報告されています。
また、リポ酸の経口摂取では発疹発現の報告があります。
  
参考:アンチオキシダントミラクル :L.パッカー/C.コールマン
   抗肥満食品・素材の開発と応用展開:監修 大澤俊彦
   New Food Industry 2007 vol.49 No.3
   立山化成:「美容と健康のリポ酸サイト」

情報提供元:株式会社ヘルシーパス

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